華の詩ハナノウタ

華の詩ハナノウタ

想いを言葉にした詩集です

寄り道

交番からの着信履歴 常習となった母の身元引受要請 「娘が帰ってこない」と言っているので 迎えに来てください 仕 […]

華の詩 – ハナノウタの由来

父の母は「ハナ」といいます 母の母は「ウタ」といいます 私の名の一字目に「華」があり 自助グループのアノニマス […]

コダワラナイ

認めてもらおうとして背伸びする安心してもらおうとして縮こまる必要としてもらおうとして塗ったくる許してもらおうと […]

手を振り合う母娘

毎朝の安否確認扉を開ける瞬間少し覚悟する靴を脱ぎながら杖に目をやり味噌汁の香りにひとまずホッとする毎度ニョッと […]

階段

大通りから玄関まで 七十八段の階段 片手に杖を もう片方で手すりにつかまりながら 一段一段 ゆっくりとのぼる […]

父の名

父の亡き後 役所などで父の名を たくさん書いた 達筆だった父は よく私に言った 「字は丁寧に書きなさい」 普段 […]

ジレンマ

冷凍庫には 生卵や生野菜 冷蔵庫には 賞味期限切れの惣菜 電子レンジには 熱で歪んだタッパー 6の字に繋がれた […]

別れの朝に

高架下の安置所に 横たわる父 蝋燭は灯り 2本並んだ線香 母と交互に 覗き込む顔は 安らかに語らう 時折電車が […]

ソコヂカラ

淋しさや貧しさを 理由にしたくない 仕事も 音楽も 恋も これくらい 自分で満たしてやらぁ

最期の会話

90歳の病床の父に 耳元で話しかけた 「今までの人生で 何が一番嬉しかった?」 すると真っ直ぐに返ってきた 「 […]

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